復習テスト・総合テスト

長野県の中学校では中3から定期テストの仕組みが変わります。
学期ごとの中間テスト・期末テストから、月に一回ずつの復習テスト・総合テストに変わります。
4月5月6月7月には復習テストが行われ、8月9月10月11月1月に総合テストが行われます。
中1の一学期から既習範囲の中から範囲をきめて学力テストのようなテストが行われます。
一学期の復習テストは科目によって範囲は異なりますが、4月は中1範囲で5月は中2範囲…のように2年弱の範囲を切り分けて出題していきます。
科目によって異なりますが、7月からは中1の最初から既習範囲全て…というような範囲になります。
これで2年半分の範囲になります。
一ヶ月(約4週間)ごとに5教科各一年分が範囲になりますので、一週間で1科目の一年分の勉強をやっていくペースになります。
…冷静ではいられない量ですね
一学期の復習テストと二学期の総合テストの違いは、問題の難しさです。
復習テストは範囲も広くて学力テストのようですが、問題の難しさは基本的なものがほとんどです。
それに対して総合テストは入試問題レベルの難しい出題になります。
過去の他県の入試問題を切り貼りして問題を作ることも当然のこととして行われます。
ですので、2年生の最後の期末テストと比べて、第一回の復習テストで範囲が広くなって、500満点の合計点で50点以上は普通に下がりますし、さらに二学期の総合テストで50点から100点下がった生徒さんも珍しくありません。
一ヶ月という短い時間で範囲が広く難易度の高い出題で勉強が追いつかず、勉強しても点数が上がるどころか、どんどん下がっていく…という事が普通に起こります。
「380点くらい取れているから、蟻ヶ崎に行って書道ガールになる!」って予定していたのに、中3の夏休み明けの第一回総合テストで280点くらいの点数になってしまう…という事が普通に起こります。
勉強が苦手で合計点がそれほど高くない生徒さんは、問題の範囲や難易度にあまり影響されずに点数が取れないので、下がる点数がそれほどでもないこともありますし、逆に点数が取れていた生徒さんの方が沢山点数が下がってしまう傾向にあります。
では、どうしたら良いのか…については改めて。

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